C
C標準ライブラリ関数fflushにヌルポインタを指定すると、プログラムが現在開いている全てのストリームをフラッシュする。 fflush(NULL); // OK C99 7.19.5.2/p1-3より引用(下線部は強調)。 #include <stdio.h> int fflush(FILE *stream); 2 If stream points to an </stdio.h>…
C標準ライブラリ_Exit関数およびPOSIX準拠_exit関数は、プログラムを異常終了させるC標準abort関数と同様に開いているストリーム(FILE型)をフラッシュしない*1。ログファイルや標準出力(stdout)への出力欠落に注意。一方で、C標準ライブラリexit関数ではス…
プログラミング言語Cにおいて、ビット表現を維持したまま型変換を安全に行うマクロ。C++標準ライブラリのstd::bit_cast<To>(from)相当。本記事の内容はStackOverflowで見つけた質問と回答に基づく。 // C99 : 右辺値に未対応 #define bit_cast(T, ...) \ (*((T*)</to>…
プログラミング言語Cにおいて、式(expression)として扱えるコンパイル時アサートの実装例(C11以降)。*1 *2 #include <assert.h> #define static_assert_expr(cexp_, msg_) \ ((void)sizeof(struct { \ static_assert(cexp_, msg_); \ int dummy_member; \ })) C言語</assert.h>…
プログラミング言語Cの次期標準C2yでは、配列要素数を安全に取得する_Countof演算子が導入される。オペランドに配列型を要求すること以外は、構文規則的にsizeof演算子とほぼ同じ。 // C2y int fibs[] = { 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21 }; static_assert(_Count…
プログラミング言語Cの次期標準C2yでは、名前付きループ(Named Loop)構文としてbreak/continue文へのラベル指定がサポートされる。 // C2y outer: for (int i = 0; i < N; ++i) { for (int j = 0; j < M; ++j) { break; // 内部ループ脱出: 1)へ break oute…
プログラミング言語Cの次期標準C2yでは、8進数リテラルプレフィクス0o/0Oが導入される。 // C2y int n1 = 0o52; // 42 int n2 = 0O52; // 42 int n0 = 052; // 42 (従来記法; 廃止予定) 0o/0Oプレフィクス追加と同時に、数値0のみプレフィクスとする従来8…
異なるプログラミング言語における式i += 1 + ++i処理結果の違いについてメモ。警告:1つの式内で同一変数を複数回更新する技巧的なコード記述は避けてください。DO NOT WRITE THIS ON PRODUCTION CODE. sequenced-before関係ルールを覚えてまで際どいコード…
プログラミング言語Cの次期仕様C2yでは、16進数表記で用いられるアルファベット文字範囲'a'~'f'および'A'~'F'について文字コードの連続性保証が明文化される。この文字コード範囲での連続性保証は、ラテンアルファベット26文字 A~Z / a~z が連続配置され…
プログラミング言語Cの次期仕様C2yでは、複素数型(_Complex float/double/long double)に対するインクリメント/デクリメントが正式サポートされる。gcc/Clangでは独自拡張としてサポート済み。 _Complex double c = 41.; ++c; // OK: C2y assert(c == 42.);…
GCCコンパイラの -pedantic オプションについてメモ。 pedantic 形容詞 〈侮蔑的〉〔文法・学問的なことなどについて〕重要でない事にこだわり過ぎる、学者ぶった、知識をひけらかす、衒学的な https://eow.alc.co.jp/search?q=pedantic GCC 2.95.3マニュア…
プログラミング言語C/C++の次期標準規格C2x(C23)およびC++2c(C++26)では、アサーションマクロassertの改善が行われる。 #include <assert.h> // C/C++ #include <cassert> // C++のみ int is_valid(int); assert( "42 shall be vaild", is_valid(42) ); // NG: C17/C++20現在 //</cassert></assert.h>…
C++17以降のC++標準ライブラリ仕様では、signal関数のプロトタイプ宣言が読みやすく書き直されている。 C++17仕様 C++標準ライブラリ仕様としてプロトタイプ宣言が行われている。C++17 21.10.3より宣言を引用: Header <csignal> synopsis namespace std { // 21.10.4</csignal>…
メンバ変数を1個ももたない空(empty)の構造体は、C++言語ではwell-definedとされるが、C言語ではill-formedとなる。 // C++: OK / C: NG struct S { }; GCCでは独自拡張として空の構造体を許容するが、標準C++とは異なり構造体サイズが0となることに注意。 /…
POSIX Pthreadsライブラリのpthread_exit関数とメインスレッドとの関係について。本記事の内容はStackOverflowで見つけた質問と回答に基づく。まとめ: exit関数で終了:他のスレッドが実行中であってもプロセス終了する。 注:main関数からのreturnはexit関…
プログラミング言語Cの次期C2x(C23)言語仕様では、空のブレース{}を用いた配列・構造体の初期化が許容される。C++では当初からOK。 typedef struct S { int m1, m2; } S; // C17:ill-formed / C2x:OK / C++:OK int arr0[10] = {}; S obj0 = {}; // C:OK / C+…
プログラミング言語Cの次期C2x(C23)言語仕様に追加される#embedディレクティブについて。外部ファイルをバイナリデータとしてプログラムに埋込む機能。2025-02-20追記:プログラミング言語C++においても、次期C++2c(C++26)に同機能を追加する提案文書P1967R1…
プログラミング言語Cの次期仕様C2x(C23)では、式から型情報を取り出す typeof演算子(typeof operator) が追加される。 // C2x const int x = /*...*/; typeof(x) y; // const int型 typeof_unqual(x) z; // int型 int func(int); typeof(func)* pf; // int(*…
プログラミング言語Cの次期C2x(C23)言語仕様に追加される属性(→id:yohhoy:20200505)reproducible, unsequencedに関するメモ。関数呼び出しに対する最適化ヒント。 // C2x int calc(int x, int y) [[unsequenced]]; int a = /*...*/; int b = calc(a) * 2; …
プログラミング言語Cの次期仕様C2x(C23)にて、ついにC言語にも真のヌルポインタ定数nullptrがやってくる。 C++11(→id:yohhoy:20120503)から遅れること12年。 int *p1 = nullptr; // C2x以降 int *p2 = NULL; int *p3 = 0; まとめ: C/C++両言語のnullptrが…
プログラミング言語C標準規格における改行文字(new-line character)と改行コードCR, LFとの関係性について。まとめ: C標準規格ではプログラム内部で扱う「改行文字」と、外部ファイルにおける具体的なCR, LF等の「文字コード」を区別する。*1 *2 改行文字を…
GCCとClangの独自拡張 returns_twice 属性についてメモ。対象関数から「2回以上制御が戻ってくる可能性」*1をコンパイラに伝える属性。コンパイラによる一部の最適化処理を抑止する。 The returns_twice attribute tells the compiler that a function may r…
プログラミング言語Cの次期C2x(C23)標準ライブラリprintf関数ファミリでは、変換指定子bによる2進数フォーマット出力がサポートされる。同時にscanf関数ファミリやstrtoT関数では0bプレフィクス付き文字列入力がサポートされる。*1 // C2x #include <stdio.h> printf(</stdio.h>…
C標準ライブラリrealloc関数に対して、サイズ0を指定すべきでない。realloc(ptr, 0)によってptrが指すメモリブロックが解放(free(ptr)相当)される保証はない。この動作は ISO C および POSIX それぞれで明言されている。JPCERT MEM04-C サイズ0のメモリ割…
プログラミング言語C/C++のそれぞれ次期バージョンC2x(C23)/C++2b(C++23)では、新しいプリプロセッサディレクティブ#elifdefと#elifndefが追加される予定。*1 #ifdef identifier:#if defined(identifier)と等価 #ifndef identifier:#if !defined(identifie…
タイトル通り。ISO/IEC JTC1/SC22/WG14サイト各種文書への短縮リンク提供サービス。 2024-01-04追記:ドメイン失効(?)によるリンク切れを確認。 wg14.link/nXXXX Get document.wg14.link/{c99,c11,c18,c2x} Get latest working draft. 関連URL WG21 redirec…
プログラミング言語Cの次期仕様C2x(C23)では 2進数リテラル(binary literal) が正式仕様となる。そこ今更とか言わない。 // C2x unsigned x = 0b101010; unsigned y = 0B11110000; ノート:2003年時点の (PDF) Rationale for International Standard Program…
C++標準ライブラリに含まれるC標準ヘッダ*1と、std名前空間との関係についてメモ。C++11以降では、下記の振る舞いが保証される: ヘッダcxxx: 名前空間stdにCライブラリの識別子が宣言される。グローバル名前空間にも宣言されるかもしれない。 ヘッダxxx.h: …
C標準ライブラリ Muslのatoi関数実装 では、符号付き整数オーバーフロー回避のため負数範囲で10進数値を減算してゆき最後に符号反転を行っている。 int atoi(const char *s) { int n=0, neg=0; while (isspace(*s)) s++; switch (*s) { case '-': neg=1; cas…
プログラミング言語Cの次期仕様C2x(C23)では 属性(attribute) 構文が標準化される。属性構文を先行導入したC++言語とほぼ等価であり、連続するブラケット[[/]]を用いる。*1 // C2x [[nodiscard]] int f(); void g([[maybe_unsed]] int a) { [[maybe_unused]…